ロッキングチェアを作ろう 〜図面から仮組みまで〜
〔1〕原寸図作り
完成させたいと思うロッキングチェアを横からみた原寸大の図面を書く。ここでしっかりと部材のサイズを決めておくこと。
ロッキングチェアの脚になるロッカーや背柱などの曲面部分は、自分の好みでかまわないが、ロッカーは湾曲させすぎると完成後の揺れが大きくなりすぎるので注意しよう。
各パーツ寸法表と図面を参照すれば、ここで作っているロッキングチェアと同じものができるはず。原寸図を描いたら、今度は部材に直接、鉛筆などで型を描いていく。湾曲した部分は細いプラスティック板などを当てると描きやすい。
 
1.完成のイメージをつかむために、原寸大の図面を書く。 2.部材に鉛筆で型を描く。湾曲した部分は、プラスティック板など当てると描きやすい。  
〔2〕パーツ作り(切り出し&磨き)
材料への型描きが終わったら、次は切り出し作業。ジグソーなどで型通りに切っていく。ここでは、トリトンルーターテーブルを使っている。
各パーツの切り出しが終わったら、パーツを相欠け継ぎで固定するための溝を作る。丸ノコがセットできるトリトンワークセンターを使うと便利だ。切り出し、溝入れが終わったら電動サンダーなどでバリをとる。とくにロッカーの地面との密着する下の部分は滑らかにすることが大切。サンダーなどで磨きをかける場合、削りすぎないように注意しよう。
3.丸ノコなどで部材を切りだす。ここではコンパクトソーテーブルを使っている。 4.切り出した部材はサンダーをかける。ロッカー部分は端材にサンドペーパーを巻いて使うと便利。 5.背柱、座面とロッカーを繋ぐ脚、座面を支えるサイドの台輪は相欠け継ぎで固定・そのための溝を掘るときはトリトンが便利。
   
6.相欠け継ぎ溝はこのような感じ。    
〔3〕デザイン
各パーツの切り出し、磨きが終わったらデザイン入れ。たとえば、背板や座面を支える板となる前台輪などに好みの模様を入れる。ここではジグソーを使ってこのようなデザインを入れた。また、背柱の上部やロッカーの前後にも階段のようなデザインを入れてみた。
 
7.背板や前台輪のデザイン。好みのデザインを型紙にかいて、切り抜いた台紙で部材にデザインを描き写すといい。 8.ジグソーでデザインを切り抜いていく。  
〔4〕仮組み&ダボ穴開け
組立前に一度仮組みしてイメージをつかむ。ロッカーや背板部分のネジ留めは完成後、目立たないようにネジの上に目隠しのダボを打つので電動ドリルでダボ穴を開けていく。
ダボの穴は目隠しをする丸材の太さに合わせること。ここでは大きさ深さとも約10mm程度。
   
9.背板を背柱に固定するためのネジ穴を開ける。ここは後で目隠し用のダボを打つ。